メンバーに聞く!No.2「企画部メンバー対談!その2」

伝えたいメッセージと演奏会づくりとは

こんにちは!

前回に引き続き、メンバーに聞く!No.2をお届けいたします!

No.2では、打楽器コンサートの企画運営チームである企画部より、コンサート代表の西山さん、4年の吉田さんにお話を伺っています。

 

前回「その1」では、それぞれの打楽器との出会いから第2回コンサート企画の原点をお聞きし、第2回コンサートは「打楽器の楽しさ、驚き、興奮を伝えたい」、という強い思いから生まれていることがわかりました。

このメッセージを皆様にお届けするための演奏会づくりにおける表現として形づくられる、第2回コンサートの聴きどころを中心にお話を聞きました。

 

 

第2回打楽器コンサート代表:

西山加菜さん(教育人間科学部・音楽・2年)(写真右)

 

第2回打楽器コンサート企画部:

吉田新さん(経済学部・国際経済・4年)(写真左)

 

聞き手:高山和己(大学院教育学研究科・音楽・修士2年)

4.第2回コンサートの聴きどころ:打楽器音楽の多様性


高山 それでは今回の第2回コンサートのことを聞いていきたいと思います。まず第1部には、小さな編成の打楽器アンサンブルが6曲並んでいるわけですが、この第1部はどのように構成していったのでしょうか?

 

西山 打楽器アンサンブル曲というのは本当にさまざまなジャンルと編成の音楽が存在しているので、似たり寄ったりの6曲にはしたくないということがひとつはありました。

 

吉田 企画の初期段階からずっと考えていたのが、打楽器音楽の多様性を伝えるということです。そのイメージから集めた6曲、どれも個性的なものが並んでいると思います。それこそ先ほど話に出ていたアンサンブルコンテストで演奏されるような曲や、逆にコンテストで演奏したらびっくりされそうな(笑)、ライトなもの、「これも打楽器音楽なの!」というような要素も盛り込んでいます。

 

高山 今回は曲のジャンルが豊富に楽しめるのはひとつ大きな特徴ですよね!また、「打楽器アンサンブル」という演奏ジャンルの中にも、様々な楽器の組み合わせが存在しているのは、打楽器のもう一つ大きな特徴のように感じます。

 

高山 そして第2部は、打楽器アンサンブルでも比較的楽器の多い編成で演奏しますよね。

 

西山 第2部は、ポップス、ジャズ、クラシックと、音楽ジャンルとして様々な聴き方を楽しめるステージになっています。

 

吉田 ポップスの部分ではどうやら、日常生活をテーマにした演出も・・・

 

高山 お楽しみポイントですね!

 

5.驚きと発見、新鮮な味わい!


高山 今回の演奏会で注目のポイントはありますか?

 

西山 これまでの話にあったように、プログラムは全体で打楽器音楽のいろいろな側面をお見せできると思っています。

 

吉田 第1部ではアンサンブルの編成、楽器の種類や組み合わせ、第2部では「こんな打楽器音楽も!?」というような要素をたくさん準備しているので、その点にご注目いただきたいです。

 

西山 道化師組曲はクラシック音楽ですが、その中でも驚きはたくさんあるのではないかと思っています。打楽器は奏法のバリエーションもかなり豊富で、道化師組曲ではそれも十分にお見せできると思います。

 

吉田 驚きや発見など、新鮮な気持ちで音楽に触れあえる、そんな演奏会にしていきたいですね。

 

西山 打楽器奏者の私たちも知らなかったような楽器も、第1部にありますよね。

 

吉田 ドレミパイプだね!

 

西山 その一方で、王道の打楽器アンサンブルも。

 

吉田 演奏会が終わった後に、「打楽器ってなんなんだろう?」そんな感覚が生まれるかもしれません。まさに新鮮さを味わって頂ける演奏会に、第2回は仕上げていきたいです。

 

高山 吹奏楽でもオーケストラでも、いろんな楽器でいろんな音色を合奏にプラスしていくのが打楽器の特徴ですし、それらを操る打楽器奏者の多様なテクニックも目にすることができる。いまお話を聞いていても「確かにそういう聴き方もあるなぁ」とワクワクしてきます!

 

6.最後に、みなさんへメッセージ!


高山 最後に、このブログを見てくださっている皆さんに、メッセージをお願いします。

 

吉田 ここまで出ているプログラムの話にあった「多様性」というポイントも、原点をたどると、老若男女みなさんに、打楽器音楽を知っている人にも知らない人にも、その魅力と楽しさを伝えていきたいという思いから生まれてきたものでした。常に私たちの音楽を届ける相手が、特定の人に絞られてしまわないように、皆さんに見ていただけるコンサートづくりに一生懸命取り組んでいます。ぜひ打楽器音楽の「底なし沼」のような世界に足を踏み入れてみていただきたいと思います・・・!

 

西山 つけ加えるならば、演出や衣装にも工夫を凝らして準備を進めていく予定でおります。地域の皆様をはじめ多くの方に、コンサートへ来ていただければ幸いです。

 

高山 それでは、このブログをご覧になっている皆様、ぜひ9月18日は瀬谷公会堂でお待ちしております。お二人とも、どうもありがとうございました。

 

西山 ありがとうございました。

 

吉田 ありがとうございました。


このインタビューを通して、第2回コンサートについてプログラムの構成意図をはじめ、裏に込められている思いを聞くことができました!打楽器音楽の新鮮な味わいに、みなさまどうぞご期待ください!!

 

横浜国立大学吹奏楽団 打楽器セクション

第2回打楽器コンサート

 

9月18日(日)

開場17:30 開演18:00

瀬谷公会堂(相鉄線三ツ境駅から徒歩10分)

 

入場無料・全席自由

 

‐‐‐プログラム‐‐‐

第1部

バリ島からの幻想曲Ⅱ(伊藤康英)

イントロダクション・アンド・ダンスNo.1(櫛田てつ之扶)

神々のかけら(嶋崎雄斗)

その他、無音程楽器によるアンサンブルやボディパーカッションも!

 

第2部

組曲「道化師」(D.カバレフスキー)

ポップスステージもあります!